制作ペースが上がってきた開発中書体のデザイン確認。現状すでに書体の品質水準が高いため、ハードルを上げてチェックする。1,000字余りの漢字3ウエイトに赤を入れ、担当各デザイナーに戻す。
漢字制作のグループワーク用資料の内容を確認する。実際の作業に入るとかならず細かな調整が入るため、まずは走り出しに必要なところから。対象や状況に応じて必要な準備ができるようになれば一人前。
強い雨。今日は学生たちの引率で某フォントメーカーへ。活字関係の資料をいろいろ見せていただいた。調査対象にしている活字を手にした学生は興奮の面持ち。調べ甲斐あるテーマだけにどんどん掘り進めて将来につなげてほしい。
住宅地で鶯がまだ鳴いているのは、今年の梅雨入りが遅いせいだろうか。定例ミーティングをはさんで漢字熟語シートの赤入れ。使用頻度の高い漢字が集中している前半はチェックの精度を高めに保ち、使用頻度の低い漢字が多い後半は少しだけハードルを下げる。
某美大2年生の演習とレポートを採点して返却。3,4年生タイプフェイスデザインの授業で各生徒が自分で設定した主題に役立ちそうな本をピックアップしておく。紆余曲折をへて最初のテーマに戻った学生もいるが、自分の関心がどこにあるのか分かるのはとても大事なこと。
午前中はタイプフェイスデザインの授業。進捗確認をしたあと、漢字と仮名、仮名と日本文化にまつわる講義と四季フォントのレクチャー。書体の参考資料やスケッチ、原字などを見せながらタイプデザインの実作業について質疑応答をおこなう。
東京32度。きのうのうちに網戸の修理が終わってよかった。全漢字を使った熟語シートに赤入れ。モニタ上での確認と手元の出力物を行き来して入念にチェックする。
赤入れした漢字熟語シートを在宅勤務中のデザイナーにSlackで送信。磨きがいのある書体にさらに磨きをかけていく。書体の安定度は黒みの落ち着き具合に比例する。ていねいに磨かれた書体は、光の反射量に無意味なバラつきが少なく、文字がしっとり面になじんでいるように感じられる。結果、潜在的にかかる視覚への負担が少なく、目が疲れにくい。
早めに起きて出社。リンゴとヨーグルトを食べる。プロトタイプ漢字のデザイン確認とフィードバック。大学から戻ったあと再びデザインを確認して担当デザイナーに改善点を伝える。書体の骨格と輪郭を徐々に明らかにしていくステップ。
先月の健診で56.5キロだった体重が55キロになっていた。きちんと食べてこれ以上体重が落ちないようにしないと。