ビジネスがきびしいのはあたりまえ。次の一手を打ち続け、なんども壁を越えていくうちに新しい風景が見えてくる。ただ待っているだけの未来ではなく、思念と行動によって望ましい未来をたぐりよせることこそが開発の本意である。

良くなりそうな余地がもうないと思えるところまで仮名をブラッシュアップ。時間のゆるすかぎり。ミスドでひといき、もどって作業。

仕事場にこもりきりで仮名の最終調整を進める。修正してフォント化して確認という一連の工程が洗練されれば言うことなし。開発期間の短縮は、われわれにとってつねに大きな課題である。

渋谷で開発中書体のプレゼンテーション。興味をもっていただけたのは嬉しいかぎり。『+DESIGNING 34』を買って会社に戻る。午後からツールに関するミーティングと定例ミーティング。

初めて入る近所の服屋で秋物の上着を購入。人の少ない店でゆっくり品定めするのも悪くない。先週作成した書体デザイン資料を再チェック。

ビジネス脳を働かせるため、そちら方面の本をたて続けに読む。昼はマカロニグラタンと濃いめのコーヒー。

JIS第一水準漢字のデザインチェックをあらかた終えて、ひらがなの最終調整に入る。おっかなびっくりやってもほとんど変わらないので、必要な場合には大胆に手を加えることを恐れてはいけない。

契約書の文言に関する重要な打ち合わせ。長期的な視点で考える。午後から長めの技術関連ミーティング。理想ベースで意見を出し合う。すべて実装されたらかなりのスグレモノ。夕方来客あり。中国・台湾・香港・韓国・日本における書体デザインの現状と展望など。

午前中にJIS第一水準のチェックを終え、昼にモツ野菜ラーメンを食べてエネルギーを補給。午後から第二水準の漢字デザインチェックに入る。各フォントの整合性やバランスを確認しながら作業を進める。朝、電話連絡が二件ほど。

各ウエイトの第一水準の漢字を対象に、ほぼ最終段階となるデザインチェック。もの言わず外に出ず集中モードで終日。目がかすむ。

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