15回目の結婚記念日。石神井の中華料理店「長安ぴかいち」で水晶婚式を祝う。新婚旅行で西安に行ったことをいまごろ思い出した。
ミーティングと議論のあいだに文字をつくる毎日。気持ちを切り替えて制作に集中することはできているが、一週間の制作文字数をカウントすると恐ろしいほど進んでいない。いくつかの引き合いや問い合わせにもリソース的な問題が立ちはだかり前向きな返答ができず。
胃痛と頭痛。気休めの葛根湯。かつての苦い記憶がよみがえる。
米在住日本人エンジニアとSkypeミーティング。ATypI以降の簡単な振り返りと今後の方向性などについて。表札とメッセージカードのデザイン確認。漢字制作を半日。
漢字制作と定例ミーティング。池袋の韓国料理店でサイトリニューアルの打ち上げ。カニのしょうゆ漬けが美味い。
鼻水と格闘しながら文字を書く。強く惹きつけられる造形を集めてみると、そこに何らかの共通点を見いだすことができる。好みを自覚し点検することで、造形は新たな顔を見せはじめる。
書道博物館と東京国立博物館の連携企画「宋時代の書」展へ。蘇軾の行書『帰去来辞』と『李白仙詩巻』に釘づけ。蘇東坡にしては謹直なおもむきの『帰去来辞』。一方『李白仙詩巻』のほうは、東坡らしい自在な筆運び。陶淵明と李太白、両詩人の詩境に東坡の書きぶりが重なる。
揚げたてのメンチカツをビールとともに。息子に肩をもんでもらってくつろぐ勤労感謝の日。
漢字制作を進めながらSkypeミーティングを傍聴。カップ麺とカプチーノ。
オフラインにして漢字制作に八時間確保。作業がはかどるのはもちろんこと、バランスに対する感覚を鋭敏な状態に保つことができる。料理人にとっての板場を思う。