きょうは早朝から漢字のブラッシュアップ。使用頻度の高い文字をみっちり磨くことができて気分がいい。ちょっと根を詰めすぎたが、かなり良いペースで進んだ。
次期リリースを予定している書体の開発背景とコンセプトをあらためて文章にまとめる。言いたいことではなく、伝えるべきことを分かりやすく書くのはやっぱりむずかしいな。こういうとき、理路を整理してくれるマネージャと、筋金入りのコピーライターがいるのは心強い。
漢字第一水準の手直しがひと通り終わったので、修正を入れる基準を一段上げて再チェック、再ブラッシュアップ。急ぎの対応で和欧混植のサンプルシートに赤を入れる。うちのフォントに何が足りないか具体的な手がかりを得た。
『意識と脳』『脳のなかの天使』に続いて『ミラーニューロンの発見』を読む。観測機器の開発と研究手法の洗練によって、脳内現象と意識にまつわる謎が少しずつ明らかになっている。言語と進化の問題もこれら一連の研究と無関係ではない。
千秋楽を待たず、鶴竜が七場所ぶり三度目の優勝を決めた。相手を引き落としにいく悪い癖がなりをひそめ、出足の良さと差し身の上手さが光った場所だった。めったに土俵で感情を露わにしない力士だけに、勝ち名乗りのあとわずかにのぞいた、誇らしさと嬉しさが入り交じった表情がなんともいえず良かった。
先日名古屋で開かれた食とデザインに関するフォーラムの会場に並んでいた書籍にTP明朝が使われているのを発見したことに端を発し、ご縁がつながりそうな気配。夕方から新宿で同業の方々と食事会。
午前中は名古屋芸大で「フォントとデザイン」の講義。学生さんたちとお昼をたべたあと、名古屋のデザイン会社を訪問。場所を移して都市フォントの打ち合わせ。新幹線の電光掲示板で東京の積雪を知る。
ユネスコ創造都市フォーラムに参加するため名古屋へ。テーマは食/風土とデザイン。実家で一泊の予定。
終日漢字のブラッシュアップ。良いペースで進んだ。夕方から、次期リリース予定のフォントに関するミーティング。
より分かりやすくなるよう講義用のスライドを手直しして、朝のうちに名古屋芸大に送付。「問いと答えをデザインするためのヒント」を追加した。昼は持参したお好み焼きを温めて食べる。漢字のブラッシュアップ。