武蔵美課題の中間チェック。縮こまらないように声をかけて背中を押せばたいていの子は伸びる。午後から漢字制作と打ち合わせ諸々。

一日遅れで名古屋に到着した息子と東京に戻る。滞在時に購入した本の半分以上は実家に預けておくことに。石川淳の『文學大概』を新幹線車中で読む。

弟に車を出してもらい、学生時代に通ったこもれび書房へ。先客が宮本武蔵と熊谷守一の画集に見入っていた。実家泊。仕事少々。

注文しておいた書籍を受け取りに鶴舞の山星書店に出かける。そのあと上前津まで歩きがてら古本屋をはしごする。古書探しに熱が入りすぎて昼食を抜いてしまう癖ははたちのころから変わらない。

10時半に名古屋着。愛知芸大で1時間ほどの講義と書体課題の中間チェック。「字体の星」コンテストで唯一の日本人受賞者は愛知芸大の院生だった。夕方栄でタカシ民さん都築さんらと会食。一歩踏み込んだ仕事をしなければ人の心は動かせないという話など。

午前中にエンジニアとSkypeミーティング。午後はもろもろの問い合わせ対応やプロジェクトの方針に関する相談、北京で撮った写真を見せながら漢儀「字体之星」にまつわる話など。漢字制作に集中できたのは夕方以降。明日のレクチャーで使うPDFを夜更けに作成する。

終日漢字制作。くさかんむり。昼はカツオの竜田揚げ。夜になって雨脚が強まる。

午前中は武蔵美で実技指導。一人ひとりの持ち味を引き出す役どころに徹する。急ぎでオフィスに戻り、14時からSkypeミーティング。
 
 うぐいすやいそぐをとめのはぎのうら    茶門

昼食をとりながらメンバーに中国デザイン事情をレポート。定例ミーティングおよび別件の打ち合わせ。

早起きして崔さんを見送り、朱玉さんと朝食をとりながら相談事。テレビではきのうの四川大地震の映像が流れ続けている。早めのお昼を梁さん宅でいただいて北京国際空港に向かう。夜中に東京の自宅に到着。空港のセキュリティゲートで自宅のカギとスーツケースのカギを取り忘れたようだ。

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