あさ書体仕事をして、午前中はエンジニアの作業スペースでミーティング。レタースペースの二階で軽い昼食を済ませ、19時まで漢字制作に集中。

書体スケッチの感触の良さが日々のちょっとした張り合いになっている。こういう感覚は大事にしたい。漢字制作のペースが上がらず苦闘が続く。

疲労と心労がセットなってこのごろまた明け方ちかくになると目が覚める。終日漢字制作。珈琲と軽いストレッチで眠気を追い払う。

灯油を補給。今冬いちばんの寒さか。定例ミーティング30分ほど。カップ麺を食べながら二階で打ち合わせ。終日漢字制作。

一日じゅう強風が吹きすさぶ。味噌煮込みうどんで身体を温め、『憂世と浮世』『江戸の意気』『新・円空風土記』などを読む。

午後から上野の国立博物館へ。飛騨の円空を味わう。村人になでられて黒光りする像、朽ちてなお力強く笑む像、円空が木っ端で書いたという「一心」の文字。続けて隣りの東洋館で「中国の書跡 中国書画精華 唐抄本と歴代の名品」を堪能。八大山人と張瑞図の書、馬遠と梁楷の画の前で佇む。

筑波と駒場の学生さん四人がレタースペース来訪。18時ごろ鳥よしに移動して薩摩の米焼酎を飲みながら書体談義。架空言語と異種混淆。

いま考えている書体をつくるのに足らないのは時間でも技術でもなく遊び。芸能を遊ぶ心持ち。某通人に指南を仰ぐかな。

探していた木版画を二階の押し入れで発見した。高価なものではないけれど、金シャチフォントの話をするさいに使えればと思っていた資料だったので出てきて助かった。終日漢字制作、書体スケッチ少々。

みぞれまじりの雪がふる。終日漢字制作。ひさしぶりにカップ麺。

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