ほくほくのジャガイモと下味をしっかりつけた鶏の唐揚げ。こんな日は琥珀エビスがいちばん美味しいなあ。衣食住芸の拠点づくりについて考える。

夕方早めの時間帯から妻子とともに餃子を包む。晩酌はなし。パリッと焼けた皮の食感とキャベツの甘みがたまらない。複数の分野に潜在している共通の課題を解くために、芋づる式読書を続けている。重要な主題があぶり出されつつある。

カタカナの最終調整。音引きのデザインに迷う。ひらがなとカタカナで太さが異なる場合、どちらに合わせるかという問題がある。細すぎるのも困るが、太くて仮名より前に出てしまってはいけない。夕方から根津のはん亭へ。息の長いデザインが主題の打ち合わせなので、それではここにしましょうということで。

漢字の修正をいったん止めて、ひらがなのブラッシュアップをおこなう。問い合わせがあったフィットフォントの資料づくりなど。内製ツールがひじょうに有効に働いてくれている。和欧の属性が視覚的に整った状態はやはり気持ちがいい。

昼は銀杏ときのこの炊き込みご飯と青菜のおひたし。あまり体によくない物を食べる日が続いただけに、ことさらヘルシーに感じる。よくかんでよく味わう。終日漢字修正。

二階で軽く体幹トレーニング。先週大雪が降った翌日、帰りぎわ「転ばないようにね」と若いスタッフに注意を促した5分後に、自転車で派手に横転して痛めた左肘がまだ痛む。午前中は漢字のブラッシュアップ、午後から社内ツールの扱いについて長い議論。

簡易ツールの動作確認と開発者へのフィードバック。昼食をとりながら資料に目を通し、午後からフォント名や製品構成のことなど関係各位と連絡をとりあう。夕方から大学とギャラリーの打診に対応。

琴奨菊優勝。お父さんが感極まって口を押さえる姿にもらい泣き。しかし白鳳と逸ノ城はいったいどうしちゃったんだろう。憎らしいほど強い横綱と、関脇あたりに伸び盛りの力士がいないと大相撲は面白くない。あとはそこに朝青龍や北天佑のようなヒール役をおそれないガチンコ力士がいれば文句なし。

モニタと出力物で開発中フォントのデザインを吟味する。徐々に高まってきた完成度に確かな手ごたえを感じている。夕食はもつ鍋とエビスビール。最後にちゃんぽん麺を投入して完食。お腹いっぱい。

試作フォントのメトリクスを検討する。詰めるという意識ではなく、理想的な間(ま)のありかたを眼目に、今回は合理的で効果の高い方法を採用してみたい。数値による制御が感覚的な判断を上回る場面は、フォント開発の現場でしばしば経験するところ。

NEXT >>