修正情報を記録するツールがクラッシュ時にファイルを消失させるエラーが発生した。ガムを噛んで気持ちを落ち着かせる。ツールとワークフローがなぜ重要かといえば、ひたすら地味で長い作業が続く我々の仕事のはかどり具合が、流れをつくる構造そのものに依存しているからである。なめらかさは精神に安定を与え、なめらかさの連続は仕事に勢いをもたらす。
漢字のブラッシュアップを終日。焦らずていねいに磨く。マネージャーと見積りの相談など。
釣りキチ三平を読むと自分の文字好きもまだまだだなと思う。この日記にしても、よくて文字バカ日誌、三平の境地にはほど遠い。
10年くらい前まで家カレーといえばこくまろだったのだが、「以前の旨味が感じられない」という家族の評価はくつがえらず、福神漬けが良く合う日本のカレーとしてジャワカレーが定番になっている。ジャ和カレー。
AXIS Font導入企業からの問い合わせ対応。6年前にアウェーな雰囲気の会場でプレゼンした内容が大いに役立った。非デザイナーを対象にした書体デザイン資料の重要性を再認識した。
書体のブラッシュアップは際限なく続けられるので、自社開発とはいえど締め切りには一定の重さが必要である。品質向上の作業で私がよく使う「磨く」という表現よりも、「濾す/濾過する」や「精製する/純化する purify」のほうが近いかなと感じることもある。air purifierは空気清浄機。
修正する文字が重複しないようチームの担当デザイナーと相談。もういちだん合理的で躊躇なくブラッシュアップできる態勢が必要。予約図書を受けとったあと久しぶりに日高屋に入る。気になっていたチゲ味噌ラーメンを注文。おかげで午後ずっと喉が渇いてる。
最新バージョンのフォントで品質チェック。いい感じで仕上がってきた。あともうひとふんばりのところまでくると、まだかなりがんばれる気がするのは、長いプロジェクトばかりやってきた心の構えとか耐性みたいなものなんだろうな。燃え尽きない。リリースしてからのほうがハードルが高いし道のりも長いから。
時間制限があるなかで集中して漢字をブラッシュアップしていたら気持ちが悪くなった。夕方から新フォントの説明文を起草。セールスポイントを的確な言葉で表現する能力を磨かねば。
稀勢の里、白鳳渾身の寄りをこらえ千秋楽を白星で締める。19年ぶりの日本人横綱誕生はほぼ確実のようだ。来場所は一皮むけた姿をぜひ見たいところ。落ち着いて取ればほんとに強いんだから。サンデースポーツで先代鳴戸親方の生前のインタビューを流したのはグッジョブ。今場所の収穫は、上位陣を撃沈して自信をつけた御嶽海の武者ぶり成長ぶり。今場所いちばん驚いたのは、高安がまだ20代だったこと。