フォント開発の優先順位を考える際に参考にするのは、自社フォントの売れ行きと顧客の要望内容である。総花的・後追い的スタンスはとらず、新書体を開発するにあたっては、なによりコンセプトを重視する。前者で「情報の概念化」を果たし、後者で「概念の具象化」を行う。両者のつなぎ方に経済性(売れ行き)と独自性を両立させる鍵があるとにらんでいる。

プレゼン用のPDFが9割ほどまとまったのでマネージャーに送って意見を求める。午後から東京モーターショーへ。カタログに贅を凝らしているメーカーはもうほとんどない。

雨の日曜。プレゼン内容を練るには打ってつけの一日だ。補助的な資料を読み込んで、大事な言葉を抽出する。今月から始まったテレビ東京の『知られざるガリバー』が熱い。

二度買いして気づかずに読み終えたビジネス書二冊を比べてみたら9割がた同じところに付箋が貼ってあった。夕食は炊き込みご飯と豚汁。調子を崩していた胃腸に純和食はありがたい。

プレゼン用のスライド作成。必要な写真やデータが見つからず妙に時間がかかってる。夕食は自宅で煮込みハンバーグ。100点満点。

朝のうちにやりかけの金シャチ殿漢字を作り終え、次期リリースフォントのデザインチェックと修正をおこなう。午後からプレゼンの準備に入る。

「落ち着いた謙虚な生活は、絶え間ない不安を伴った成功の追求よりも多くの幸せをもたらす」。アインシュタインが来日したときに泊まったホテルのベルボーイにチップ代わりに渡したメモが2億円で落札された。金シャチ殿漢字「信長秀吉家康」のアウトライン調整と新規漢字の制作。筆法が確定していない字画の形状を探る。

金シャチフォント殿漢字のアウトライン試作。やはりこの書体は手間がかかる。昼は肉詰めナスと肉詰めピーマンの定食。夕方から外部会社と打ち合わせ。

数あわせで政権を獲るという政治的な手段を使わないことでかえって政権を獲る道に近づけると確信したという枝野さんの発言。信念に基づいたリアリズムとして実現してもらいたい。

白身魚には白ワインがよく合うように、こんがりジューシーに揚がった鶏唐には琥珀エビスがよく合う。コトラーの最新刊を読了。

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