漢字制作のあいまにタイプデザインとフォントビジネスの話など。正解のない世界に問いを立て、複数の解法でさまざまな答えを導き出す。ほんとうの難問は、いずれの解を選び、どのように実現するかということ。展望と方針なしに課題を克服するのはむずかしい。午後から二次面接。

書体関連本の推薦文を依頼され、500字くらいのテキストを書く。午前中と夕方は漢字制作。お昼休みに図書館へ行ったついでに近くのヤマダ電機でカタログ観察。TP明朝が使われはじめるまでに少なくともあと3年はかかるだろう。それまで持ちこたえられれば、などというヤワな考えでは、3年もったとしても5年後10年後には立ち行かなくなっている可能性がきわめて高い。

きょうはおもしろいくらいに漢字制作がはかどった。一年この調子で進められればかなりの好タイムでゴールできるはずなのだが、からだのほうがおそらくもたない。身体の調子と書体の安定度は深い関係にある。読みやすさが要件とされるボディタイプではなおさらのこと。

簡単な図版をひとつ作ってプロフィールとともに先方へ送付。午前中は漢字制作に集中。午後から面談と定例ミーティング。計画を確実に遂行した上で、組織としての勢いをどこまで取り戻せるかが今年のテーマ。

英語サイトでいろいろな記事をつまみ読み。習慣化すれば効果が上がるだろう。世界の動向を知るという目的以外にも、他言語を学ぶことで日本語を相対化して考える視点が養われるはず。

レタースペースに行く途中で会社の備品をまとめ買いし、仕事場へ寄ったついでに漢字をつくる。読書少々、スケッチ少々。気分しだいな土曜の午後。

漢字制作のペースをつかむため、時間あたり何文字つくれるか計測する。午後から顔合わせを兼ねて某社と打ち合わせ。夕方からエンジニアとSkypeミーティング。

しばらく手つかずになっていた書体の漢字をプリントアウトし、修正が必要な箇所に赤を入れる。思ったよりしっかり作ってあったので安心した。午後に面談ふたつと打ち合わせ。昼はおろしとんかつ、夜は豚キムチ。

七割くらいの完成度で試作仮名のフォント化をおこなう。文字サイズの異なる組版サンプルを出力してアラ探し。あるていどのところまで均(なら)して見てみないと、書体の方向性の判断にブレが生じやすい。

保留中書体のデータのあつかいに苦慮する。空白期間ができて厄介なのはデザインの感覚だけではない。午後から外部と打ち合わせひとつ、面談と面接をひとつずつ。

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