書体のスケッチや覚え書きなど。体幹と腹筋を軽めに鍛える。夕食はビビンパ。
某美大の新たなプログラムのなかで、文字の基本概念について話す機会を与えられ、断片的だった積年の思考をわずかながらでもまとめることができたのは幸いである。ひさしぶりに深く潜った感覚。
間を置かず次の書体をテストする。想定になかった新しいルートが見つかったため、意外にすんなりと出来るかもしれない。ぎっくり腰も治ったし、これから年末までもうひと走りいけそうだ。
自社フォントを相対化して眺める。日常の観察・考察を客観的な資料と照らし合わせ、強みの定義と隙間の探索をおこなう。終日雨。夕食スペアリブ。
リリースできる品質ラインに達したので、仮名の制作にいったん区切りを付ける。開発中書体の潜在能力と書体間における相乗効果について考える。
朝のうちに仮名のブラッシュアップを終えて開発メンバーとファイルを共有する。午後から各プロジェクトの進捗発表会。終わって夕食会。話題は多岐にわたり、食事は前菜からして素晴らしかった。
体調がすぐれないので朝から葛根湯を飲んでおく。昼はたらちり雑炊。仮名のブラッシュアップと品質確認を繰り返す。
父の誕生日に電話。名古屋弁の私も、高浜育ちの父と話すときは三河弁が混ざる。末弟の父を可愛がっていた長兄の伯父が亡くなって気落ちしていなければいいのだが。
死顔のさやかに透けし秋の百合 茶門
うなだれし喪服の肩に糸蜻蛉
生と死のはざまにありし人の秋
有為天変 秋には秋の虫が鳴く
天高く馬肥ゆる秋。いろいろなタレと薬味を用意して3種の馬肉を食べ比べ。淡白な部位を選んだせいか、ワインは白も赤もまったく合わなかった。おそらく日本酒一択。
蟋蟀や友を思ひて独り酒 茶門
朝のうちに仮名の改善作業を終えて、開発メンバーとファイルを共有する。終盤にもういちど漢字・欧文と合わせて調整する予定。
いざよひの墨に染まりし月群青 茶門