午後の取材は1時間ほどでテキパキと終了し、そのあとスタッフ総出で大掃除。こちらもテキパキと1時間半ほどで終了し、買ってきてもらったケーキを皆で食べる。じゃんけんに負けたおかげで、ふだん手を出さないマロンカシスが好みの味だったことが分かりラッキー。
やることが増えてきて、さすがにすべてのフォントを目を皿のようにしてチェックしたり、手を出したりすることができなくなってきたし、またすべきでもないと考えるようになったのはここ数年のことだが、それでも「ここだけは」という大事な一線はもちろんある。今日は若手デザイナーに、書体ファミリーのアイデンティティに関する超えてはならない一線を伝えた。
早めに仕事を上がって所用を済ませたあとタイププロジェクトの忘年会へ。今年は吉祥寺で魚料理のコース。よい宴でした。忘年会を先に退席して西荻窪に移動。30数年ぶりに会う高校時代の同級生と飲む。
開発ストーリーの第二回目をあらかた書き終えて次の回へ。2000字といえどきちんと筋道のついた文章にするのはやはり大変だ。これちゃんとしたかたちで終われるのかな。心配になってきた。
二階が天国のようにあったかい。ブランディングのお勉強。夕食は家族でおでんをつつく。
文章化をともなう振り返りには気づきが多い。異なる時期に手がけたプロジェクトのあいだに深い関連性を見いだしたり、別のテーマで取り組んでいた複数のプロジェクトに思いがけない必然性を発見したり。ひとりしずかに感じ入る。
フィットフォントのサンプル資料づくり。いい感じで和文と欧文が合うとほんとに気持ちいい。これからもっと幅広く有益な書体を提供できるよう環境を整えていきたい。
連絡が途絶えたのでもうないものと思っていた案件がふたたび動き出すことがある。このパターンは海外からの問い合わせに多い。動き出すまでの事務やりとりが多いのはドメスティックな日本企業のパターンで、大丈夫かなと心配になることがしばしばある。
名古屋の某デザインスタジオから、急ぎで金シャチフォントの文字データが欲しいという連絡あり。簡単な内容だったのですぐに対応した。フォント開発ストーリーの草案終日。
キンと冷たい真冬の空気。夕方からはじまるレクチャーにそなえて、鶏の唐揚げwithタルタルソースでお腹を満たす。フォント開発ストーリー第二回目のテキストを書きはじめる。