三種類のサンプルシートで全漢字をチェックして赤入れをおこなう。品質を向上させる余地がある文字の数は、二人で二日分のボリュームまで減ってきた。細かい粒度の紙やすりで磨くように文字の平滑性を高め、高性能の濾過フィルターを通すように文字の純度を上げていく。

最新版フォントを生成してもらい、改善した文字の仕上がり具合を確認する。あきらかによくなった。次回はかなり修正対象を絞り込めそうだ。サンプル出力は持ち帰って週末じっくり見ることに。昼は鳥よしで日替わりランチ。速攻で肉詰めピーマンに決定。

終日漢字のブラッシュアップ。使用頻度の高い文字をていねいに研いでいく。クノールのカップスープとビスケット。

書体開発ツールの新しい機能についてエンジニアと意見交換。すべて実装できたら、自分が経験した中では最大のイノベーションと言える。ただ、私が興奮する部分というのは、革新的な機能という点ではなく、漢字の構造原理に触れているという手ごたえのほうにある。

開発初期段階のぎこちない漢字を直していく。ずれた骨格を直すと、見ちがえるように健康的な姿になる。きょうも終日フル回転で品質向上作業。

朝から超集中モードで漢字のブラッシュアップ。最終カーブに差し掛かり、もういちだん感覚と意識を研ぎ澄ます。

4種類の全漢字チェックシートを仔細に眺め、赤入れを完了。散髪に出たついでにオフィスに立ち寄り、漢字の品質向上作業をおこなう。夕食はチーズオムレツとチキンカツ。

東京快晴。書体品質チェック日和。念入りに確認して赤を入れる。複数あるサンプルシートのうち、若手デザイナーに書き込ませたシートの修正箇所が的確なところに入っていて助かる。この一年の成長ぶりが伺える。

早朝からフル回転モードで漢字のブラッシュアップ。カップスープで腹ごなしをしたあと池袋に出かける。PAGE2017の会場は盛況。フォントメーカーの方々と意見交換をおこなう。夕方会社に戻ってデザインチェック。出力しておいてもらった大量のサンプルシートを持ち帰る。

次の書体の方向性について担当デザイナー二人と意見交換を行い、新たに発生しそうな技術的課題を検討する。書体の特性を反映するのに適した機能であると同時に、あるていどの汎用性を持たせたいところ。

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