三種類のサンプルシートで全漢字をチェックして赤入れをおこなう。品質を向上させる余地がある文字の数は、二人で二日分のボリュームまで減ってきた。細かい粒度の紙やすりで磨くように文字の平滑性を高め、高性能の濾過フィルターを通すように文字の純度を上げていく。