冷やし担々麺をたのんだつもりが熱々の担々麺を出されるも、ひるまず一気に平らげる。おかげで(かどうか定かでないが)書体リリース時に打ち出すメッセージの候補を思いついた。かなり強烈な一発。武蔵美から書体課題の展示パネルに入れるコメントを送るよう要請があり、こちらもパンチの効いた文章になるよう気を込める。

レタースペースの二階で某研究論文に関するプレゼンテーションを披露してもらった。将来性を感じるテーマだけに、研究のための研究に終わってほしくない。午後はサイトの打ち合わせ。あたらしい書体の価値をどのように伝えるか。将来のユーザーに向けた明快なメッセージが必要だ。

昼めしどきも席から離れずひたすら開発中書体についてテキストを書き起こす。やっとのことで2000字くらいになった。これで8割くらいカバーできればいいのだが、おそらく図版を作成・構成する過程でかなりの書き直しや書き足しや削除が必要になるだろう。いずれにしても、開発目的や設計意図がかなり明確になったのは収穫といえる。

図版のダミーづくりとテキスト起こしに呻吟する。つくっては直し書いては直し。思い入れで書いたところをまるごと削ったらすっきりした。昼は舞茸とさつまいものコロッケ。

伝えたい気持ちがあふれすぎて意味が分かりにくいのに加え、伝えたいことがありすぎて文章がまとまらない。まずは出し尽くし、そこから削っていこう。

開発中書体の特徴を書き出し、見本帳のキャプションを想定した文章を起こしてみる。この時点でもういちど書体の存在意義を自分の納得できることばで捉えなおしておきたい。

ながらく書体制作にのめり込みんでいたことで客観的アプローチがおろそかになっていた。しばらくは長期的・広角的な視点で今後の展開を考えなければならない。書体は出来てからが本当の始まりなのだから。

サイズ、ウエイト、濃度の設定を細かく変えて、フォントの特徴をあらためて検証する。各フォントの役割に焦点を合わせつつも、対比的に見せる方法はやはり有効だ。

漢字のブラッシュアップ作業をひと区切りして、具体的な使用シーンを想定したデザイン確認をおこなう。午後からサイトの更新内容について長めの打ち合わせ。差し入れに知立の大あんまき。

事務的な作業少々、漢字の品質向上作業終日。

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