朝、漢字のデザインチェックをおこなう。午前中に書体プレゼンテーションひとつと、午後は定例ミーティングをはさんで打ち合わせ二件。シビアなビジネスのお話し。
レタースペースで来客を迎え、フォント業界の外から見たフォント業界の現状について意見を伺う。すこし視点が変わるだけで、まだ試されていないアプローチが見えてくる。
ベトナム風フォーを食べ『美術手帖』の荒木飛呂彦特集を読む。
きのうのレビューを反映させるべく資料の手直しをおこなう。遠方在住のエンジニアにネットワーク構築の出張依頼。夕方荻窪で某案件について会談。
書体概要をまとめた資料について社内で検討をおこなう。プロジェクタを使って30分ほど説明し、そのあと参加者からいろいろ意見を出してもらった。分かりにくい部分はすくなかったようだが、アピールポイントが多すぎるのではという声あり。まずはこれをたたき台にして、もっとピントの合ったフレーズを探したり、要点の統廃合をおこなうなどして、さらに的がクリアになるような構成を考えていければと思う。
概要説明の資料がだいたいまとまった。書体の特徴を13のフレーズに落とし込み、対応する図版を作成して添える。いちど社内レビューをかけてブラッシュアップしたい。
関係者に開発中書体のオリエンテーションをするためのPDFづくり。あいまいだった点がすこしずつクリアになっていく。製品の核心をあらわす簡潔で的確なフレーズには計り知れない価値がある。
レタースペースで保留中書体の仮名デザイン。単独型の商品ではなく、将来展望を促進する製品群のひとつとして考える。
有望と思われるアイデアやキーワードをノートに書きつける。枠をはずしたらなにができるのか。対象の本質はどこにあるのか。
言葉の使い方や写真の見せ方など、異なる分野のよくできているサイトから教わる点は少なくないが、それを平面表現であるところのフォントに応用するのがむずかしい。