ふだん使っているブラウザのデフォルトフォントにAXIS明朝を指定していろいろなサイトを見てみる。ローコントラストの明朝体はフォーマルなゴシック体の趣きがあり、全角横組みでもほとんど抵抗なく読めている。ゴシック体におされて久しいデジタル空間で明朝体が活躍する場がふえることを願う。

AXIS明朝の活用方法を考えながらデザインチェック用の資料を作成する。たとえば見出しにハイコントラスト、本文にミドルコントラスト、脚注にローコントラストというように、使用サイズに応じて同一画面で使い分ける方法も有効だろう。ローコントラストの軽いウエイトは5ポイントでも十分に機能する。

JIS第一水準および第二水準の漢字を網羅したテキストを使ってデザインチェックをおこなう。9月に入って30万字くらいはデザイン視点での確認をしただろうか。かなり眼精疲労がきている。フィットチーネのカルボナーラでもたれた胃に濃いめの珈琲を流し込む。

一年生はアナログ主体で進めるという学校の方針と、デジタルデータとしての扱いが厄介なフォントを、パソコン演習が済んでいない一年生がつくるという課題の設定に大きなジレンマを感じている。融通が利かないアプリケーションの操作にげんなりしている学生がいる一方で、フォント化に成功し、自分のつくった書体がアプリ上で使えるようになって喜んでいる学生も少なからずいるわけで、そのギャップがまた悩ましい。

台風一過。なにごともなく。昼はたこ焼き、夜はメンチカツ。焼きたて揚げたてはほんとうにおいしい。漢字のデザインチェックを終わらせて、学生がつくった書体の簡易フォント化をおこなう。データの体裁が守られていないためエラーが続出。やはりレイヤーの概念が分かりにくいようだ。

AXIS明朝の漢字デザインチェックと積ん読本の乱れ読み。昼は自宅でたらこスパとアイスコーヒー。夕方古本屋に出かけるも収穫なし。

明日あさっては雨のようなので、ふだんどおりにレタースペースに行ってデザイン確認用の資料を補充する。夕食は池袋の居酒屋『山ちゃん』にて。幻の手羽先と味噌串カツを手はじめに、名古屋メシを次々と家族で平らげる。

ロゴデザインについて友人から相談があり、Skype経由でアドバイス。コンセプトに適した欧文フォントを四種類ほど選んでメールで伝える。昼食をさらっと済ませ、漢字のデザインチェックを念入りにおこなう。すこし長めの電話が午後に二件。特殊なフォントの組版に関する相談と、消費税に関する連絡が税理士さんから。夕方AXIS明朝の最新ベータを使って印字テスト。プリントアウトしたものを大量に持ち帰る。

午前中に半角ひらがなの修正を終わらせ、午後イチで最新データのフォント化。告知スケジュールやサイト更新の大枠について打ち合わせ。中国某コンペの優秀作品選出とコメント書き。漢字デザインの一貫性を確認するための出力サンプルづくりなど。

午前中に韓国テレビ局の取材あり。10月9日「ハングルの日」オンエア予定とのこと。午後からピッチをあげてAXIS明朝半角ひらがなのデザイン修正。ときおり記号類のデザインチェック。しつこいくらいに直してもらう。

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