息子がつくったビーフンを食べたあと将棋を一局指し、レタースペースへ。漢字制作。

開発中書体のデザインと関連技術のプレゼンを香港で行なってきた。反応はひとまずおいて、一週間の香港滞在で感じたのは、香港のアイデンティティに関する抜き差しならない事情と感情がデザインの背後に横たわっているということ。東西文化の混淆と洗練に対する誇りと葛藤。

香港の余韻をかすかに残しつつ漢字制作。文字は文字に触発される。

AXIS明朝の漢字制作。二週間ぶりに家族と食事。いつのまにかおでんが美味しい季節に。

香港で思いついたアイデアをスケッチしてアウトラインを描いてみたが、なにか大事なものが欠けているような感じ。AXIS明朝の漢字制作を再開。間が空いてしまった割には感触は悪くない。

何年かぶりに漢方以外の風邪薬を買って飲む。香港のみやげ話とミーティングなど。

同じホテルに宿泊していたアドビのフォントチームと朝食。尖閣諸島問題で日中関係が緊迫している状況での香港滞在となったが、危険な空気はまったく感じなかった。両見さん角さんとともに無事帰国。

ATypI香港最終日。次のアジア開催はどこになるだろうか。18時半から香港理工大学でタイプルノワール。ノンストップで三時間。学生さんを中心に200人以上が集まる。両見さんが都市フォントの紹介を行なった。

午前中はATypIカンファレンスに参加。午後からホテルでプレゼンのまとめ。夕方から円卓を囲んでATypI懇親会。200名くらいか。タイプ&タイポグラフィ歴20年を越える元職場の人たちと記念撮影できたのはとてもうれしかった。

香港滞在四日目。王敏の基調講演と、Keith Tamのプレゼンが良。フェリーで香港島に渡り、ワゴンで運ばれてくるタイプの本格飲茶を満喫。大型書店で書法の教則本を三冊購入。

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