広島優勝。25年ぶりとは思えないセ・リーグ随一の強さだった。若手の育成、マツダスタジアムの建設、ベテラン勢の球団復帰など、広島ならではの要所を地固めしてきた成果が一気に花開いた感がある。

このところ問い合わせの内容が多様化してきている。予算の折り合いがつかないきらいはあるものの、他薦や指名で仕事を依頼してもらえるのはうれしいかぎりだ。複雑な注文への対応力をもっと高めなければならない。

午後から某社とネットワーク関連の打ち合わせ。フォントに二つの潮流があるとして、どちらに票を投じるかという話でもある。この軸がぶれると、せっかく回った独楽のいきおいが続かない。軸の立て方はポジションどりそのものである。

火花散るツクツクボウシ喧嘩独楽    茶門

ルーティンとして位置づけ疑うことのなかった作業に疑問を感じ、こういうアプローチで自動化できないかとエンジニアに相談したところ、わずかな手数で大きな効果があった。書体開発のワークフローには改善の余地が相当あり、今後の重要課題と考えている。

大学の後期授業開始。前期終了から三ヶ月のあいだに課題を進めていた形跡はほとんどない。真面目で優秀な学生が多いのだが、この1,2年で、答えをすぐにほしがるという傾向がかなり強まってきた。スマホいじりと居眠りも増えている。残念ながら、この先こうした傾向に歯止めがかかる可能性は低いだろう。

きょうは外で打ち合わせがあり、重要な提案をおこなった。簡単には通らないだろうけど、話がまとまれば発展性のある道が開けると信じている。言わずじまいでほぞをかむような事態を回避できてまずはほっとしている。

遠方から来客あり。金シャチフォントの話を二時間ほど。腕立て100回×2セット。グリーンカレーとポテトサラダ。

昼まえにレタースペースに入って漢字制作を半日。スクワット100回。昼は蕎麦、夜は揚げ物。ビールがうまい。

充実した記事の初稿を朝一でチェック。とても読みやすいのはライターさんの腕と編集者の構成力のおかげである。海外からの問い合わせに応える資料を若手デザイナーに作ってもらう。夕方から武蔵美の全体会議。

重要な議題をめぐって社内で意見調整をおこなう。それぞれの考え方に一長一短あるものの、最終的にはクライアントとその向こうにいるユーザーにとって益の大きい案に落ち着けばと思う。テストフォントの組版サンプルを印刷して書体の表情を確認する

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