書道博物館と東京国立博物館の連携企画「宋時代の書」展へ。蘇軾の行書『帰去来辞』と『李白仙詩巻』に釘づけ。蘇東坡にしては謹直なおもむきの『帰去来辞』。一方『李白仙詩巻』のほうは、東坡らしい自在な筆運び。陶淵明と李太白、両詩人の詩境に東坡の書きぶりが重なる。