ティム・インゴルドの『メイキング』を読了。良書。昼はビーフシチューを使った濃厚チーズグラタン、夕食は軽めにぶりのかま焼きと肉じゃがを食べる。

西荻窪で高校の同級生たちと夕食。待ち合わせたお店は、クラスメートが経営している名古屋味噌どて子。23時近くになって名古屋から出張していた友人が合流してもうひと盛り上がり。いろいろ濃くて懐かしい一晩だった。

若いデザイナーにつくってもらった図版と文章を合わせてみて、もういちど内容を吟味する。キャプションが長くなるようであれば、テキストとして扱ったほうがよさそうだ。

1年ほどブランクのあった書体に復帰する。感覚を取りもどすために、新しい資料を作成してデザインを見直す。細かな改善点はあるものの、書体の魅力が減じたようには感じなかった。これくらいの期間で書体の存在意義が薄れるようでは、長寿製品など夢のまた夢である。

複数の課題がからみあい、頭のなかで渦を巻きはじめている。それらを御して1つひとつ解きほぐしていくのは、それ自体根気のいる作業である。逆に、別のものと思われた2つの課題が同根と判明した場合には、よりあわせて1本にしたほうが扱いやすい。テーマに厚みが増し、解釈にも深みが出る。

六本木方面で打ち合わせ。担当の方が、6年前に地金彫師 清水金之助さんの実演会でお会いした方だと知っておどろく。もつ鍋を食べたあと青山ブックセンターに立ち寄るも、目あての本は見つからず。

週末に届いた『未来を築くデザインの思想』を読了。刊行直後に書店で見たときはあまり興味を惹かれなかったのだが、気になるところがあって購入した。この本に抄録されている12人のデザインシンカーのうち3人がタイポグラファであるという点は興味深い。

朝はジャーマンドッグとコーヒー、昼は肉まん三種。デザインと経営をつなぐ領域の学習を再開。

息子を誘って井の庄へ行きまぜそばを食べる。二人とも帰宅したあとしばらくはのどが乾いてお茶をがぶ飲み。顔を見あわせて笑ってしまうほど水分を補給した。

書体開発に関するテキスト6回分、1万5000字をいったん書き終え、社内の関係者に送る。得意な(つもりの)テーマだったにもかかわらず、この分量で1ヶ月かかった。公開はまだ先のことになるが、これで少し肩の荷を下ろせそうだ。

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