『20世紀琳派 田中一光』の図録をひと通り読み終える。図版を眺めていて、これまで繰り返し見ていた、とある作品に小さな発見があった。単純な引用ではなく、意図して分かりにくい画面構成をおこなったのか、あるいは、見慣れた古典作品のエッセンスが手作業を通して自然に現れたのか、たいへん興味深い。