妻が留守のため息子と二人で焼き肉を食べる。以前住んでいた自宅近くの牛角へ。となりのテーブルに若い夫婦と6,7歳の男の子。いま目の前にいる自分の息子が、十年前にはこの子と同じくらいの年齢で一緒にこの店に来てたんだよなあと思ったり。「酒を飲める歳になったらここでおごってくれよ」という私のことばに息子が返した微笑みは、悪いものではなかった。