先日藤本壮介さんの講演会に行ってきた。500席あるイイノホールは満員で、この建築家に対する注目度の高さが伺える。伝わりやすさと謎めいた部分が同居する建築の魅力について語る藤本さんのことばの豊かさに聞き入った。「当たり前のことを新たに一歩押し進めて再定義できたときが建築家にとってもっともエキサイティング」という締めのひと言に共感を覚える。