仮名が多いときに美しい書体、漢字だけを並べると抜群にいい書体、和文は良いのに欧文が冴えない書体など、合理性では解決できない課題を日本語フォントはいくつも抱えている。諸要素間の複雑な関係にどう折り合いをつけるか、そこが腕の見せどころといえるかもしれない。