いま試作している書体の課題は、美質を磨くとともに高い実用性をそなえること。これはいつも心がけていることだが、とくに今回は、審美性にかたむきがちな書体だけに、実用面がおろそかにならないよう注意したい。使いたくなる書体が、使いやすい書体であること。