名古屋から自宅へ帰る途中、上野の国立博物館に立ち寄る。本館の特別展「書と紙」と常設展「日本美術の流れ」をじっくり味わう。お目当ての「継色紙」だけでなく、おとついの講義で強く推した「秋萩帖」と「夏秋草図屏風」を観ることができたのは幸運だった。

   平らかなやまとのうみに秋の雨    茶門