講評時の点数と作品の最終データを照らし合わせ、大学の成績をつける。例年そうなのだが、作品を最初に見たときの印象と、最終的な成績のあいだにずれが生じることはほとんどない。プレゼンテーション能力が功を奏する場面がないとは言えないが、作品が放つ力を上回る要素は見あたらない。少なくとも美大の課題では。