デザイン思考は結構なことだが、ニュアンスなんてどうでもいいという世界に抗う行為だってデザインではないか。そのニュアンスに日本のだしが詰まっているとしたら、知らないあいだにうすぼんやりしたものしかできなくなるよ。時代によりお客さんによってだしの材料を変えたり味の濃さを吟味する工程にも腕の見せどころ知恵の使いどころはあるでしょう。