午前中は、自分が担当している部首の漢字制作と、新人がつくった漢字のデザインチェックをしつくこいくらいに行なう。漢字の生産を行なう際には、数値と感覚、いずれも判断の重要な拠りどころとなる。数値がかならずしも効率に寄与するわけではないし、感覚を優位に置くことがかならずしも品質を高めるわけではない。デジタルフォントの利点を活かすには、数値と感覚の相互を補完させて生産を進めるのが良いだろう。午後からタイププロジェクトのメンバー全員で、バージョン管理ソフトの講習を受ける。実作業を進めるうえで徐々に使いこなしていければと思う。