濁点・半濁点をのぞく主要な仮名を8割くらいの完成度で作り終え、全文字を並べて大きさのバランスを確認する。意図的な不均衡をどのていど取り入れるか。中庸から外れるとしても過剰には向かわない。

学生と密にコミュニケーションを交わしながら課題のチェック。スケッチから美点を見い出し、アイデアの要点を聞き出し、学生と一緒に改善点を探り出す。外から与えるのではなく、学生の内側から良い部分を引き出す役目。

TPらしいコラボ案件を紹介できそうな流れができてきて嬉しいかぎり。小さな流れもたくさん集まればうねりとなる。細々とした流れでさえ、いざ生み出すとなれば並大抵のことではないけれど、濠を掘らねば始まらない。

スガキヤの「鉄板イタリタン」は、むかし名古屋で食べたなつかしの味だった。できれば鉄板で食べたいところである。こんどはインディアンスパを試してみたい。いつのまにか名古屋名物になっているあんかけスパは、すくなくとも私が行ったことのある喫茶店のメニューにはなかった。

おとなの日ってのはないんだな。息子も青年になったことだし、おっさんも大志をいだけ。

吉祥寺の古書百年で、買いそびれていたアイデア誌ハーブ・ルバリン特集号を購入。カール・ゲルストナーの記事もあり。”sans serif does not represent the final stage”は、なかなかの名セリフ。夕食前にピータン豆腐とマカデミアナッツでオーストラリアのビールを飲む。

自転車に乗って光が丘のモンゴル祭へ。ファッションショーの舞台周辺が大勢の人で賑わっていた。私はモンゴル相撲を間近で観ることができて満足。瞬発力が大事な日本の相撲と比べ、勝負が長引く傾向のあるモンゴル相撲は持久力も重要な要素になっているようだ。

『CAROL TWOMBLY』読了。日本とアメリカ、場所は違えど同じ会社で同じ時期にタイプデザインをしていた仲間だけに、共感をおぼえる部分が多々あり。ただし退職後に選んだ道はまったく異なる。

武蔵美授業4週目。例年より順調なペースで課題の制作が進んでいる。叱咤激励と切磋琢磨。14時ごろ会社に戻りカタカナ制作。

朝7時半に会社に来て夕方7時に帰るという生活サイクルを5年くらい続けている。コンセプトを練ったり書体スケッチしたりするのは自宅、実制作は会社で行うことが多い。とは言ってもところかまわずのべつまくなく仕事をしているわけだが。きょうはカタカナの制作を終日。

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