きょう作った漢字のなかに息子の名前があった。彼が生まれたとき半紙に書いた楷書の文字を思い出した。今週18歳になる。家を出る日もそう遠いことではないだろう。

青柳いずみこの「グレン・グールド 未来のピアニスト」と、ミシェル・シュネーデルの「グレン・グールド 孤独のアリア」を読む。おすすめは前者。自家製チャーシューと缶チューハイで夕食を開始。

杉並公会堂で妻と待ち合わせ、みうらじゅんと山田五郎の「ウルトラ・マニアックトークライブ」を観る。ウルトラマンの第一回が放送されたのは50年前の7月10日。テレビ放映の前日、つまり50年前の今日は、この杉並公会堂でウルトラマンが初お披露目された日にあたる。みうらじゅんの話は内容こそマニアックだが、その話し振りは至芸。

愛知芸大のグラフィックデザイン・ゼミの一環として、書体設計の基礎をワークショップ形式で体験してもらう。準備してきたシナリオとは異なる方向に進んだが、結果的には良い流れになったと思う。行きに芸大坂を登り、帰りに重い荷物をもって長時間歩いたら4キロ痩せた。シンクロナイズドスイミングの猛練習でもそんなに痩せないだろう。

漢字制作に集中すること終日。昼の粗食をはだだちゃ豆で補う。夜は餃子とピータン。ノーバート・ウィーナーの『人間機械論』を読む。

やまいだれ制作を終日。この部首がやっかいなのは、字面がネガティブなだけでなく、画数の多さからくる黒みの分散と、右下にずれる字素のバランス調整に手がかかるという点である。大瀧詠一と山下達郎の新春放談を聞きながらの作業は、ラジオ放送の力を借りて受験勉強に励むような感じだが、それが思いのほかというかやっぱりというか調子が出ることを発見した。

実家から届いたタマネギ、ジャガイモ、トウモロコシを職場の人たちにおすそ分け。私はさっそくトウモロコシを茹でて昼に食べる。きょうのBGMは佐野元春と大瀧詠一。佐野元春は昔より今のほうが断然格好いい。

「癌」という字がとつぜんドクロに見えはじめ、そのあとずっと骸骨をつくっているような気分だった。オクラの水遣りをしているところにちょうど雨が降ってきて雷が鳴り出す。顧問税理士さんと打ち合わせ。

東京猛暑。サルサソースでタコライス。胃の負担を減らすと肩こりが楽になるので、食べ過ぎないようにゆっくり味わう。適度な足裏マッサージは入眠と寝起きに効果あり。

串カツ、海老フライ、オクラ、茄子、ズッキーニなど、自宅で揚げもの三昧。生野菜もたっぷり食べる。蒸し暑い一日だったが、体調を鑑みてビールは控える。

<< BACKNEXT >>