午前中は金シャチフォントの文章起こし。仕事を早めに切り上げて、池袋サンシャインでPAGE 2014のブースを見て回る。フォントメーカーもずいぶん少なくなったものだ。会場で呼びかけられて振りかえると、二十年ぶり近くになる元の職場の人だった。光麺を食べてからレタースペースにもどる。

TP明朝の認知度を上げるための方策について打ち合わせ。昼にとんかつを食べ、午後から面接がふたつ続く。

漢字のデザインチェックとブラッシュアップ。昼食をとりながら都市フォントの新たな語り口について考える。具体例はくだけすぎた印象を与える恐れがあり、概要は面白みに欠ける。このギャップにどうやって橋を渡すか。都市と文字と人間はそもそも密接な関係にあるので、うまいつなげかたがあるはず。

午前中に面談をおこなう。朝の小雨がお昼すぎにはみぞれに変わり、気がついたらぼた雪になっていた。製品の販売展開に関して自然発生的なブレスト。工夫して試行して観察するべし。夕方来客があり、都市フォントの意義について意見交換。

本日正午、タイププロジェクトから5年ぶりの新製品をリリースした。TP明朝。まずはハイコントラストの6ウエイトから販売を開始。横組み全角を基本とした書体設計をおこない、縦画の太さをコントロールするウエイトに加え、横画の太さを選べるコントラストという軸をもった明朝体。

久しぶりのうれしい人から都市フォントについて打診があった。関連本をもういちどしっかり読んでおこう。背景と文脈を整理しなおす良い機会にもなりそうだ。

ポカして心臓が縮んだ。気休めばかりの火消しなど。ボヤで済むことを祈る。

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