後期授業の初日はいつも緊張する。Mac使用経験の浅い一年生が、フォントにするためのデータをIllustratorで準備するという作業は、低いハードルではない。そこからラスト3週で、オリジナル書体を使って自分が選んだテキストを組んで作品を完成させるという一連の課題は、私にも小さくないプレッシャーがかかる。夏休み明けにもかかわらず、作品に取り組む学生の姿勢がすばらしく、きょう一日で複数のすぐれた書体をフォント化することができた。
遅い昼をとったあと、手洗い所でこれまで経験したことのない痛いにおそわれて、10分ほど身動きがとれなくなった。よたよた歩いて会社に戻り、しばらくしたら痛みは治まり始めたが、どうにもいやな感じである。
武蔵野の蝶みな黒く舞ひにけり 茶門