世界で最も美しい本コンクールの入選図書に使われていたフォントのメモ。私が判別できる欧文フォントはごく限られているので、会場で鉛筆を借りてクレジットされているフォント名をメモしました。◉は書名、■ はフォント名です。今回はカナダ編。
カナダ
詩集の入選が多いせいかセリフ系フォントの使用率が高い。一時期多かった復刻的アプローチは減り、セリフなどのディテール処理を簡略化したローマン体フォントが作られる傾向が続いている (世界的に) 。
◉『Sea Change』
■ FF Scala (FontFont)
◉『When we were alone』
■ ITC Stone (Sumner Stone)
◉『On Not Losing My Father’s Ashes in the Flood』
■ FF Seria (FontFont)
■ Ideal Sans (Hoefler & Co.)
◉『araxi』
■ Linotype Didot (Linotype)
■ Avenir (Linotype)
■ Lyon Text (Commercial Type)
■ Akzidenz Grotesk (Berthold)
■ Huronia (Rosetta Type Foundry)
■ Ashbury (Hoftype) ドイツ(ミュンヘン)
■ Akkurat (Lineto Type Foundry) スイス
■ Mrs Eaves (Emigre)
■ Neuzeit Grotesk (URW)
■ FF Clifford (FontFont)
■ Plantin (Monotype)
■ Gotham (Hoefler & Co.)
■ ITC Franklin Gothic (ITC)
■ Adobe Caslon (Adobe)
■ Adobe Garamond (Adobe)
■ Adobe Jenson (Adobe)
■ Utopia (Adobe)
Cliffordと合わせて使われていたフォント名を書き間違えたようで、検索しても出てきませんでした (私のメモではOdeneになっています)。会場でご覧になった方、お知らせいただけるとうれしいです。
追記:後日TypecacheのAkira1975さんからOdenseという確認連絡をいただきました。
世界で最も美しい本コンクールと使用フォント(スイス編)
世界で最も美しい本コンクールと使用フォント(オランダ/ドイツ編)
世界で最も美しい本コンクールと使用フォント(チェコ編)