17時に仕事を切り上げて武蔵美へ。1年生タイポグラフィ展『書く描く詩か字か』の講評会。会場が狭いせいでパネルが小さいのがいかにも残念だが、ていねいに見ていくと、かなり出来の良いタイプフェイスの卵が含まれている。拙いながらも、既存フォントと一線を画している点には価値がある。

ことばと向き合いつつ自分の手で文字を書くというぜいたくな時間をじゅうぶん取ったことで見えてきた景色、聞こえてきた音、描かれた筆線の瑞々しさを感じてもらえたらうれしい。