一巡目の制作からていねいに漢字をつくっておくことで、修正をかける回数をへらす目論み。一時間あたりの制作文字数が15%減少したとしても、修正ループを経て書体が完成するまでの期間が20%短くなれば意味ある試み。的確さと手際の良さは、和文書体デザイナーがつねに磨くべき技能のひとつである。