漢字900字のデザイン確認とフィードバック。使用頻度が高いグループのため集中して赤入れをおこなう。夕食は春巻きと明太子。冷やしすぎず出来立てで食べたわらび餅が過去最高のおいしさだった。

多摩美前期の授業が終わった。統合デザイン学科で文字をあつかうことの意味を十分に吟味した上で授業を組み立てたつもりだが、けっきょくのところ学生から教わったことのほうが大きかったかもしれない。

骨格を対象にした修正と肥瘦を対象にした修正では、圧倒的に前者のほうが効果が大きい。当然といえば当然だが、ウエイト・重心・フトコロなど、書体属性ごとに修正したあとの効果に開きがあることは覚えておいたほうがよい。優先すべき作業を考えるさい役に立つ。

何をおいても手にいれるべきは曇りのない目。良い目を養うには良いものをたくさん見ることに尽きるが、注意すべきは偏った考えが根を下ろさないようにすること。これが意外にむずかしい。

明けがたの雨で気温は25度まで下がったが、湿度は80%を越えている。提出済みのレポートと演習の採点をおこなう。

オープンキャンパスの会場で3,4年生タイプフェイスデザイン授業の講評会。今年は受講生が減ったものの着眼点がユニークな作品が多くて面白かった。書体でいえば、高野切、和様化の進んだ写経体、始平公造像記。研究対象としては、楷書系書体、道教護符、ドットフォント、ミュシャ・ゴッホ・マネの絵画とサイン。文字表現に使われた素材は、レジン、モデリングペースト、石など。

小雨降ったりやんだり。昨夕エンジニアからツールの新機能について説明があり、出社していたデザイナー3人で耳を傾ける。期待が高まる。15時から外部パートナーとオンラインで打ち合わせ。こちらも長期にわたって重要性の高い案件。大いに期待したいところ。

開発序盤の漢字書体3ウエイトに赤を入れて戻す。主なチェック対象は骨格のバランス。開発終盤に入った漢字書体3ウエイト930字に赤入れをして、担当デザイナー二人にフィードバックする。両書体の持ち味が明確に異なるため、デザインチェック時の感覚調整は特に意識する必要もないくらいスムーズ。

漢字の設計方針について担当デザイナーと話し合う。私のほうから漢字制作に関する基本スタンスと経験による解決方法を伝えたが、現場で発生する新たな課題は、これまでとは異なる視点と試行によって解決されることが望ましい。

睡眠成功。暑熱もわずかに和らぐ。よく冷えたリンゴ酢を寝覚めに一杯。昼は揚げ浸しをトッピングした冷やしうどん。漢字の赤入れと次期開発書体の検討。