今月の一冊(2021年10月)『タテ書きはことばの景色をつくる-タテヨコふたつの日本語がなぜ必要か?-』

今回は、熊谷高幸著の『タテ書きはことばの景色をつくる-タテヨコふたつの日本語がなぜ必要か?-』をご紹介します。

縦書き減少・横書き増加の傾向にある現状を捉えつつ、様々な実験や調査の結果から日本語を分析し、縦書きと横書きが共存する日本語の魅力を再発見していく内容です。

タテヨコ共存を含む日本語の特異性は文中の要所要所でも示されますが、そのような言語を日常的に使い自身の感覚と擦り合わせながらこの本を読めるのはとても貴重な体験かもしれません。

私自身も普段は無自覚でしたが、この本を読んでいると意外と自分にも縦書き横書きに対する思いがあるのだと気付かされました。著者が行う調査の中には自分だったらどうなるのかすぐに試せるものあるので、体験して自身の立ち位置や感覚も確認しながら読んだ一冊です。

書籍情報:
『タテ書きはことばの景色をつくる-タテヨコふたつの日本語がなぜ必要か?-』
 著者:熊谷高幸
 発行:新曜社

購入情報:
新曜社
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455646.html

(担当T)

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