漢字と仮名の組み替え05「既製フォントで組み替え」

今回はTPスカイシリーズでできる組み替えサンプルを図に用意しました。漢字は全て同じですが、仮名をコントラストの高いものや、カウンターを絞ったものに組み替え、より漢字・仮名のメリハリがある組版を目指してみました。TPスカイシリーズは4つの軸を持った和文書体で、2段階のラウンド展開も合わせると計91フォントにもなるビックファミリーです。バリエーションが豊かで、そのうえシンプルでクリ…

漢字と仮名の組み替え04「フィットフォントで組み替え」

タイププロジェクトのwebサイトにあるフィットフォントのシミュレーターは、和文と欧文の組み替えだけでなく、漢字と仮名の組み替えにも対応しています。 フィッティングの手順ですが、例えばフォントAをベースに仮名だけをフォントBに組み替えるとして、私の場合は、まずフォントBの仮名の太さや字幅をフォントAの仮名に近づけるところから始めています。近づけた仮名を組替えてから微調整して、表示…

漢字と仮名の組み替え03「組み替えのポイント」

漢字と仮名を異なるフォントに組み替える際、明朝体とサンセリフ体のような違う系統を組み合わせることがあります。その場合は細部のニュアンス「ストロークに抑揚はあるか、角を丸めているか」「装飾は大ぶりか小ぶりか」「フトコロは広めか狭めか」など、なにか共通点があると馴染ませやすいです。もちろん明朝体同士やサンセリフ体同士のように同じ系統で組み替えるのも合わせやすいでしょう。 どちらの場…

漢字と仮名の組み替え02「SST JP」

今回はタイププロジェクトの漢字仮名組み替え事例としてSST JPをご紹介します。 SSTは、ソニー株式会社とMonotype社が共同開発したコーポレートフォントで、ソニーの製品パッケージや名刺などで使用されています。タイププロジェクトはMonotype社より委託を受け、和文フォントであるSST JPを開発しました。ソニーに提示された「プロダクト感」をデザインに展開したオリジナル…

漢字と仮名の組み替え01「既存の組み替え」

和文組版では漢字と仮名を違う書体に組み替える手法がしばしば活用されています。 以前このブログで、明朝体は成り立ちの違う漢字と仮名が組み合わせられていると紹介しました。他に慣習となっている例としては漫画の組版があります。日本では漫画の台詞を組むのに、漢字はゴシック体、仮名は明朝体仮名に近い毛筆の印象がある書体を組み合わせて使うのが一般的です。また和文フォントの中には、漢字と仮名を…