※ 本記事はATypI 2019 Tokyoでの発表を元に作成しています。
(https://www.youtube.com/watch?v=va0NnxdgrqA)
書体デザインの品質保証を行うのに、人によるチェックだけではなく、機械学習を用いたチェックが行えると考えられています。一貫した書体を持つ文字は、全ての文字で共通の「書体特徴」を持っていると考えられます。その書体特徴を機械学習によって見つけ出し、デザインチェックに用いることで機械的に一定の品質を保てるようになります。
この手法が確立すると、複数人のデザイナーによってデザインされた文字でも一貫された書体を保つようにチェックが行えるようになります。また、一つの文字に複数のデザイン案があった時に、機械的にどちらがよりマッチした文字かを選択することができるようになります。
機械学習と書体の組み合わせは今回紹介したもの以外にも、カーニングや組版に活用するものなどがあり、広い範囲で活用されていくであろう技術なので、今後も注目の内容です。
(HT)