漢字制作と部首01「多い部首」

漢字は部首で分類できることを以前このブログで紹介しました。部首の分類は辞書によって異なったりもするので数字にはブレがありますが、それでも群を抜いて頻出度の高い部首がいくらかあります。制作中特に多いと感じるのは草冠・木偏・さんずい、そして人偏や手偏なども目立ちます。実際にスタンダード版(StdN)の場合、ワ冠の漢字は10字ちょっとであるのに対し草冠は300字以上と文字数がはっきり…

フォントの組版機能11「JIS78字形(jp78)」

「強靱」「靱帯」などの語で使われる「靱」にはバリエーションが多く、字体おたく的には話が長くなりがちな例なのですが、ばっさり削って図には2つだけ並べました。 皆さん、なじみがあるのはおそらく左のほうではないでしょうか。右のほうは、一時期写植機の文字盤で使われていた形で、写植の時代には書籍でよく見かけました。この字体が、写植経由でJISの文字コード規格の1978年版に使用され、それ…

コピペできない“木”04「太さ」

文字の一体感を出すのに太さの調整は欠かせません。中心に来る「木」は横画の調整が多めで、一文字全体の横画の本数や強く見せるべき筆画を意識しながら太さを合わせていきます。逆に、木偏など縦長の「木」で様々な幅に対応するため調整するのは主に縦画の太さです。ハライについては、横に長いハライなら横画を目安に、縦に長いハライなら縦画を目安にしていますが、画数の多い漢字ではあえて細めにして混雑…

Webフォントの最適化02「font-display」

本記事では、前回の記事の知識を前提としています。以下からお読みいただけます。 前回の記事:Webフォントの最適化01「FOIT・FOUT」 CSS の @font-face ルールの中に、font-display という記述子があります。このプロパティではフォントデータの読み込みが完了するまでの間、どのようにテキストを表示するかを定義できます。 font-display には、…