フォントの組版機能07「カーニングのいろいろ」

特定の文字と文字の間の空きを調整するのが、カーニングです。InDesign/Illustratorのカーニングメニューには、和文等幅、メトリクス(Illustratorのバージョンによっては「自動」)、オプティカル、そして数値指定(手動)があります。

和文等幅は、ベタ組み用の設定です。ベタ組みの場合でも、欧文にはカーニングが効いて欲しいですよね。上図のカーニング0の例を見ると、「Y」と「o」の間の空きが気になります。そのようなわけで、和文は詰めず、欧文のカーニングのみオンという設定が、和文等幅です。和文等幅における欧文のカーニングは、後述するメトリクスカーニングです。

メトリクスは、フォント内部の、フォントメーカーがあらかじめ設定した情報によるカーニングです。メトリクスカーニングについては、次回、もう少し詳しくお話しします。

オプティカルは、アプリケーションソフトに組み込まれたアルゴリズムによるカーニングです。フォント内部のカーニング情報は参照しません。上図を見ると、「a」と「で」の間をぐいぐい行っちゃってるあたりがオプティカルならではですね。オプティカルならカーニング情報を持っていないフォントでも詰められますが、日本語の縦組みには使えません。

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