フォントの組版機能02「GPOSとGSUB」

OpenTypeフィーチャーには、「グリフの位置を動かして調整するもの」と「グリフを置き換えるもの」があります。前者をGPOS、後者をGSUBと呼びます。GPOSはGlyph POSitioningの略で、日本語(?)では「じーぽす」と発音します。GSUBはGlyph SUBstitutionの略で、「じーさぶ」です。

図は、一般的なStdNフォントに実装されているGPOS/GSUBフィーチャーです。日本語フォントの場合、GPOSフィチャーは主に詰め組みのために使われます。GSUBフィーチャーは縦組みに使われるほか、ユーザーの好みの字形を選んだりといった楽しい使い方もできます。

(mm)

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