フォントの組版機能12「欧文合字(liga)」

2つ以上の文字の組み合わせをまとめてデザインしたものを合字(リガチャ)と呼びます。図の例では、fとtが並んだときのくっつき加減の微妙さを、まとめてデザインすることによって解決しています。ftの横画をつなげるだけでなく、tの頭のカット角度も変えてありますね。

欧文合字はデフォルトでオンになっているアプリケーションも多いため、図に掲載したHama Mincho Italicの場合、原則として合字を使ってもらった方がよさそうな組み合わせとして、fi、fl、Wh、ff、ffi、ffl、fftで、欧文合字(liga)機能を利用しています。

(mm)

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