フィットフォントサービスの紹介05「フィーチャーのマージツール」

わたしたちはこれまでの欧文組み合わせの経験からGPOS/GSUBフィーチャーを効率的に統合するためのツールを開発し、フィットフォントサービスでの和文フォントと欧文フォントの統合の際に利用しています。

欧文フォントと日本語フォントを組み合わせてひとつのフォントとする場合、OpenTypeフィーチャーの扱いには注意が必要です。日本語フォント側のグリフが欧文フォントのグリフで上書きされることによるグリフ形状の変化が、OpenTypeフィーチャーにも影響を与えるからです。グリフが全角字形からプロポーショナル字形に変わった際には、vrt2のような全角グリフとプロポーショナルグリフで対応の異なる縦書き用のフィーチャーに変更が必要になってきます。また、欧文組み合わせは多くの場合スケーリングを伴うため、この変更をGPOSテーブルに反映させる必要があります。

参考:

フォントの組版機能01「OpenTypeフィーチャーって何?」

フォントの組版機能02「GPOSとGSUB」

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