今回は、ジャスティン・ハウズ著、後藤吉郎 翻訳の『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』を紹介します。
1916年にロンドン交通局のために制作された地下鉄書体のジョンストン・サンズ。本書は書体を制作したエドワード・ジョンストンの功績や書体の制作過程、ブルズアイのロゴやリデザインされたニュー・ジョンストンについてなど豊富な資料とともに紹介、解説されています。
試行錯誤していくつも書かれた字形や修正されていく過程、また、ジョンストン・サンズが後のサンセリフ書体へ大きく影響を与えたという点が興味深かったです。専用書体やCIデザインの歴史に触れるのにもおすすめの一冊です。
書籍情報:
『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』
著者:ジャスティン・ハウズ
翻訳:後藤吉郎
発行:烏有書林
購入情報:
https://www.amazon.co.jp/ジョンストンのロンドン地下鉄書体-―-Johnstons-Underground-type/dp/4904596013
(RK)