ビジネスチャットツール「Slack」では絵文字でのリアクション機能などがあり、デフォルトの絵文字に加えてカスタム絵文字を登録することができます。
「お願いします」「ありがとうございます」などのカスタム絵文字はちょっとした受け答えにも使えて便利です。しかし、小さな正方形にテキストを収めるため過度な長体変形がされているケースを目にします。そこで今回は、字幅のバリエーションが用意されているタイププロジェクトのフォントで、長体変形をせずにカスタム絵文字を作ってみました。
ピックアップしたのは、元より長体で設計されたファミリーがあるAXISラウンド 100とTPスカイ ミドルコントラストの2シリーズです。
完成したカスタム絵文字がこちら(左側)、長体変形で作ったもの(右側)も並べてみました。AXISラウンド 100は丸みのあるSlackのUIに似合いそうです。TPスカイ ミドルコントラストはスッキリとした印象でビジネスシーンにも馴染みが良いかと思います。
(担当T)
シリーズアーカイブ その他 / 書体づくりの舞台裏
- 書体づくりの舞台裏:フォントの赤入れ04「たてる ねかせる、OK」
- 書体づくりの舞台裏:フォントの赤入れ03「<、><」
- 書体づくりの舞台裏:視覚調整02「線の太さ」
- 書体づくりの舞台裏:視覚調整01「空き部分の広さ」
- 書体制作の舞台裏「TPの書庫、蔵書について」
- 書体制作の舞台裏「TP書体をみかけるとき」
- 書体づくりの舞台裏:フォントの赤入れ02「S- S+、C- C+」
- 書体づくりの舞台裏:フォントの赤入れ01「新人へのチェック、W- W+」
- 書体づくりの舞台裏:Instagram投稿より「フォントに含まれる様々な点」
- 書体づくりの舞台裏「目玉」
- 書体づくりの舞台裏「豆腐」
- 書体づくりの舞台裏「Slackのカスタム絵文字作ってみた」