パッケージや書籍、Webサイト、広告など各媒体でのタイププロジェクトのフォントの使われ方を事例を元にご紹介していきます。 今回は、TP明朝* が使用されている書籍をまとめてご紹介します。
*一部調整されている文字も含みます。
「分析哲学 これからとこれまで」
著者:飯田隆
発行:勁草書房
書籍情報:https://www.keisoshobo.co.jp/book/b510213.html
『モダンで力強い明朝体』
哲学についてのわかりやすい紹介・解説を集めたエッセイ集のタイトルやサブタイトル、著者名など全面に TP明朝 ローコントラストが使われています。
表紙から飛び出して大きく入った印象的な書籍タイトル、構成要素は文字のみ、色も白と黒のみという割り切が気持ちのいいデザインにモダンで力強いTP明朝 ローコントラストがとても良くマッチしています。
【使用されているタイププロジェクトのフォント】
タイトル:TP明朝 ローコントラスト R
著者名:TP明朝 ローコントラスト R
「魔法科高校の劣等生 師族会議編(1)」
原作:佐島勤
キャラクターデザイン:石田可奈
作画:竹田羽角 発行:スクウェア・エニックス
書籍情報:https://magazine.jp.square-enix.com/gfantasy/story/mahouka_sizokukaigi/
『特徴的な形状のカドウロコ』
人気ライトノベルのコミカライズ作品のタイトルとサブタイトル、巻数に TP明朝 ハイコントラストが使われています。
文字の大きさに変化を持たせ、斜めに変形させた印象的でシャープなタイトルになっています。特徴的なカドウロコなどシンプルな形状のTP明朝は、変形を加えた使い方にも適しています。
【使用されているタイププロジェクトのフォント】
タイトル:TP明朝 ハイコントラスト H
サブタイトル:TP明朝 ハイコントラスト R
巻数:TP明朝 ハイコントラスト B
「僕はロボットごしの君に恋をする」
著者:山田悠介
発行:河出書房新社
書籍情報:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/978430902
『シンプルなデザインの中にうるおいを併せ持つ明朝体』
近未来が舞台の小説のタイトルに、デジタルなブロックノイズを思わせるデザインと共に TP明朝 ハイコントラストが使われています。
「ロボット」と「恋」という相反するような言葉を含むタイトルが、デジタル環境での使用も想定したシンプルなデザインに無機質になりすぎない明朝体のうるおいを併せ持つTP明朝と、相性の良い組み合わせだなと感じます。
【使用されているタイププロジェクトのフォント】
タイトル:TP明朝 ハイコントラスト M
(KT)