Webフォントの最適化03「ファイル形式」

Web フォントには、いくつかのファイル形式がありますが、現在ではほとんどのケースで WOFF または WOFF2 フォーマットを使うのが良いでしょう。

WOFF / WOFF2 の主な違いは圧縮アルゴリズムで、WOFF2 のほうが圧縮率が高いとされています。2つのフォーマット間には互換性がないため、WOFF2 を WOFF として、もしくは WOFF を WOFF2 として読み込むことはできません。

どちらを使うかは、対応ブラウザを見て判断します。

@font-face で指定する際は、以下のように format 構文で形式を指定します。

@font-face{ font-family: "TP Web Font"; src: url("/path/to/webfont.woff2") format("woff2") }

WOFF・WOFF2 ファイルは OTF や TTF ファイルから変換する事ができます。以下のようなツールを使うことができます。

ただし、ファイル形式の変換はフォントファイルの改変にあたるため、タイププロジェクトを含む多くのフォントメーカーは通常、これを認めていません。このような処理を行う際には、フォントのライセンス・権利関係をクリアにしておく必要があります。

(LN)

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